変形爪(肥厚爪、爪甲鉤彎爪)とは

変形爪(肥厚爪・爪甲鉤彎症)とは?

特に高齢者に多い肥厚爪・爪甲鉤彎症といった変形爪とは爪甲に横筋が入り、重なるように硬く厚みが出て鉤状に変形する状態です。人によっては爪が上方向に皮膚から剥離してのびたり、左右に曲がってのびたりします。黒ずんだり白く変色するのも特徴です。変形により皮膚自体にぶつかり痛みが出るケースと、肥厚してのびている分、靴の中でぶつかったり、布団などに引っかかったりして痛みが出るケース、酷い場合は皮膚に傷が入り炎症を引き起こしている方も多く見受けられます。

特に高齢者に多い変形爪ですが、高齢者以外でも肥厚爪・爪甲鉤彎症といった変形爪で悩まれる若年層の方々もいます。

原因や予防方法については下記を参照ください。

 

変形爪の原因と予防方法

特に高齢者に多い肥厚爪・爪甲鉤彎症などの変形爪の原因として、加齢によって肌や爪が乾燥し、その結果、爪が肥厚や変形をしやすくなります。また、手入れ不足によるのびっぱなしの状態が続いていたり、不衛生状態が続くことでも起こります。高齢者にもいえますが、若年層の変形爪に多い原因の一つが靴による圧迫や怪我などです。靴の中で慢性的に足指が圧迫を受けていると、爪は自然に真っ直ぐ伸びていくのが難しくなります。前に成長できない爪は前にのびない分、厚みに変わります。全体が厚くなるのが肥厚爪、厚くなると同時に亀裂が入り、層を形成するのが爪甲鉤彎爪です。また一方で足に負担がかかる激しいスポーツや登山で爪が剥がれたり、内出血してしまうケガが生じます。その結果、爪が皮膚から剥離し剥がれることがあります。一度爪が剥がれてしまうと、それから変形爪が進行するケースも珍しくありません。その理由は、爪が無くなる事で指先の皮膚が盛り上がってしまうからです。爪の周りにある皮膚は柔らかいので、爪がなくなってしまうと、柔らかい分、爪という支えがないので盛り上がります。後から伸びてきた爪は指先の盛り上がった皮膚にぶつかり行き場をなくし変形しやすくなります。

郡山巻き爪矯正院では、変形爪の予防方法として爪の正しい手入れをすること、そして正しい靴環境を保つことをお勧めしており、個々に合ったアドバイスも行っております。

変形爪の修復には爪の厚みを削って調整し、必要に応じて矯正プレートで矯正を行っていきます。通院期間として平均的には1年ほどかかります。なぜなら、爪は1枚生え変わるのに1年はかかるからです。ただし、毎月通院というわけではなく、痛みが無い状態である程度安定したら、伸びを確かめながら2、3ヵ月置きの通院が基本となり、都度伸びやすい環境作りをしていくのが変形爪の修復になります。

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